エルネスト パラシオ氏による「新進歌手」育成・カルメン サントーロ氏による「コレペティトゥア」育成

エルネスト パラシオ氏による「新進歌手」育成・カルメン サントーロ氏による「コレペティトゥア」育成

最新情報

【公開レッスンと披露演奏会のご案内】

若き歌手たちのチャレンジ!ワールドクラスの新人歌手登竜門「ロッシーニ・オペラ・フェスティバルのアカデミア・ロッシニアーナ」を目指す歌手たちのレッスンを公開、披露演奏会も


本学では文化庁委託事業として、同フェスティバル総裁のエルネスト・パラシオ氏らを招聘して12月6日に若手歌手の公開レッスンを、 11日に披露演奏会を開催します。パラシオ氏はファン・ディエゴ・フローレスら世界で活躍する歌手を育てたことでも有名です。日本初の試みに音楽関係者はもちろん、一般のオペラファンの皆さまもどうぞお越しください。詳しくは添付のチラシをご参照ください。



12月6日(火)公開レッスンを聴講希望の方は、以下の申込フォーム・QRコードよりお申し込みください。




二次審査合格者発表

新進歌手

大田原 瑶 米田 七海 頓所 里樹 杉山 沙織
程 音聡 根本 真澄 山口 はる絵 河野 大樹
十合 翔子

コレペティトゥア

田中 梨央 茶谷本 真友奈 林 直樹 野島 香菜
小松 桃

「新進歌手」受講生の募集要項

趣旨と内容説明

オペラ歌手がプロフェッショナルとして本格的な舞台公演で活動できるようになるまでには長い時間を要し継続して実践的な研鑽を積む必要があります。
この事業は、ロッシーニ・オペラ・フェスティバル開催期間に実施されている、アカデミア ロッシニアーナ Alberto Zedda(ロッシーニ歌手育成機関)に有望な歌手を推薦する取り組みです。同アカデミーでは世界からオーディションで選ばれた優秀な新進歌手が集まり、次世代のスター歌手の発掘の場として、世界の劇場関係者から最も注目を集めています。
この度、歌手、声楽指導者、マネージメントとして手腕をふるった、ロッシーニ・オペラ・フェスティバルの総裁であるエルネスト・パラシオ氏から声楽レッスンを受講できる貴重な機会を提供します。それに加え、世界のオペラ劇場のアカデミーやオペラ公演に関わり、多方面からの音楽指導に関わっているカルメン・サントーロ氏のマスタークラスも併せて受講していただきます。最高の指導者たちにより、技術面・音楽づくりの両面から世界レベルの演奏に引き上げ、国際的な活躍が期待できる芸術家の育成を目指します。この貴重な機会に奮ってご応募ください。

具体的には、

  1. ロッシーニ・オペラ・フェスティバル総裁のエルネスト・パラシオ氏とカルメン・サントーロ氏をイタリアから招聘し、予選で選ばれた新進歌手とコルペティトゥアのレッスンを行います。
  2. マスタークラス受講者はテアトロ・ジーリオ・ショウワ(昭和音楽大学)で成果発表を披露していただきます。
  3. 受講者の中から、ロッシーニ・オペラ・フェスティバルのアカデミア ロッシニアーナ Alberto Zeddaに推薦する歌手を選出いたします。

エルネスト・パラシオロッシーニ・オペラ・フェスティバル総裁

1946年、ペルーのリマ出身。同時代歌手の中で最も重要な歌手の一人であり、そのレパートリーは “ベルカント・ジャンル” において特筆に値する。イタリア内外の主要劇場での公演に招かれたが、その中には、ミラノ・スカラ座、ロンドン・コヴェントガーデン王立劇場、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団などが挙げられる。
1997年には若手アーティストのマネージメント職に就き、並行して彼らの歌唱技術や音楽的な準備も手掛ける。マネージャーとして支えた若手の中には、ファン・ディエゴ・フローレス、イルダール・アブドラザコフ、ダニエラ・バルチェッローナ、ニコラ・ウリヴィエーリ、ミケーレ・マリオッティ、パオロ・ボルドーニャ、イヴァン・マグリ、リッカルド・フリッツァ、ラウラ・ジョルダーノ、アレッサンドラ・マリアネッリらがおり、皆前途有望な若手から高い評価を得る一流アーティストへと成長していった。
マドリードのレアル劇場では、2008/2009年シーズンの演目「ドン・パスクワーレ」を対象としたコンクールが催され、その入賞者たちの稽古を担当し、バレンシアのソフィア王妃芸術宮殿にあるプラシド・ドミンゴ・オペラ研修所や、フィレンツェの五月音楽祭劇場アカデミーでは、マスターコースも手掛けた。
ペルーのリマ開催のアレハンドロ・グランダ国際フェスティバル芸術監督。2016年よりペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティバル芸術監督、2017年2月からはアカデミア ロッシニアーナ長を歴任し、同年9月からロッシーニ・オペラ・フェスティバル総裁を務めている。

Rossini Opera Festival ロッシーニ・オペラ・フェスティバル

ジョアキーノ・ロッシーニ生誕の地である、マルケ州のペーザロで開催されている、ロッシーニ・オペラ・フェスティバルは、近年、世界で最も注目されている音楽祭である。
1980年ペーザロ市が財団を創設以来、ロッシーニ研究の権威であるロッシーニ財団が編纂したクリエイティブ・エディション(批判校訂版)に基づき、これまで埋もれていた知られざる作品の数々が上演されてきた。1984年、クラウディオ・アバド指揮で「ランスへの旅」は150年ぶりに蘇演され、世界から注目されるフェスティバルとなり、ロッシーニ・ルネサンスとへ発展していきます。学術的基盤、質の高い公演、歌手の発掘に尽力してきた芸術監督、指揮者アルベルト・ゼッダは2017年に他界し、ロッシーニ・オペラ・フェスティバルの歴史の一端をエルネスト・パラシオに託した。そして、新たに、エルネスト・パラシオ総裁が育てたロッシーニ歌手の最高峰である、ディエゴ・フローレスが芸術監督に就任し今後、益々目が離せない注目の音楽祭へと期待が高まっている。

スケジュール

応募の手順

募集

声楽(独唱)

応募資格

  1. 声楽の専門教育(学部卒業以上の教育課程)を受けた方および同等以上の実力を有し、
    2023年2月23日の段階で女性30歳以下の方、男性32歳以下の方。※声種は問わない。
  2. 第二次審査を通過した場合、原則として12月の所定の全日程に参加が可能であること。
    ※イタリア語もしくは英語がある程度話せる方が望ましい。

応募方法

ホームページ上に設けられている専用フォームに必要事項を記入し、
Youtube動画を添付の上、6月20日(月)から8月31日(水)の期間に応募してください。

Youtube動画について
締め切り期限 2022年8月31日(水)
曲目 オペラアリア2曲提出
  • ロッシーニのオペラアリアから1曲
  • 1750年~1840年の期間に作曲されたオペラアリア1曲(ロッシーニ以外の曲も可)
  • 演奏時間は問わない。
  • 原調で演奏とする。
  • 原語で演奏とする。
  • 録画歌唱は全て暗譜とする。
  • ピアノ伴奏による。

応募後の連絡先

応募者全員に主催者から応募確認のメール連絡をいたします。
必ず下記アドレスを受信できるように設定してください。
メールアドレス:shinshin2022@tosei-showa-music.ac.jp

第一次審査

応募者のYouTube動画を審査し、第一次審査通過者を決定します。
審査員 折江忠道(藤原歌劇団総監督)
園田隆一郎(指揮者)
結果発表 9月9日(金)以降に昭和音楽大学ホームページにて結果を発表します。合格者については別途、メールにて連絡をします。

第二次審査

第一次審査通過者のYouTube動画を審査し、受講者を決定します。
審査員 エルネスト・パラシオ氏(イタリア ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル総裁)
カルメン・サントーロ氏(ベルカントオペラフェスティヴァル イン ジャパン芸術監督)
結果発表 9月20日(火)以降にホームページにて結果を発表します。
※合格者については別途、メールにて連絡をします。

マスタークラスと公開レッスン

マスタークラスの
開催期間
2022年12月3日(土)~12月10日(土)
指導者 エルネスト・パラシオ氏、カルメン・サントーロ氏
公開レッスン 受講生の中から選抜し、
関西・札幌のビデオ参加者も含まれる両氏の公開レッスンを12月6日(火)に開催します。
受講料 20,000円
会場 昭和音楽大学南校舎内
曲目 第一次、第二次審査で演奏した曲以外に、ロッシーニのオペラアリア1曲、同様に1750年~1840年の期間に作曲されたオペラアリア1曲(ロッシーニ以外の曲も可)を準備する事。

披露演奏会及びアカデミア ロッシニアーナ参加者の選出及びフォローレッスン

日時 2022年12月11日(日)18時より(リハーサル:同日午後)
会場 昭和音楽大学 テアトロ・ジーリオ・ショウワ
曲目 マスタークラスで受講した曲の中から選曲
伴奏 ピアノ(本事業のコレペティトゥア育成者による)
結果発表と講評 演奏会を両氏に評価していただき、アカデミア ロッシニアーナAlberto Zeddaに推薦する歌手を選出します。講評も併せていただく予定です。
フォローレッスン アカデミア ロッシニアーナ Alberto Zeddaに推薦された歌手は3月までカルメン・サントーロ氏のレッスンを受講していただきます。
その他 遠方から参加する方には、旅費交通費をお支払いする場合もあります。

「コレペティトゥア」受講生の募集要項

趣旨と内容説明

オペラ公演における音楽面を作り上げていくために指揮者と共に不可欠な人材であるコレペティトゥアの養成を目的としたワークショップを実施し、若手ピアニストにオペラ創造に必要な知識や経験を得る機会を提供します。

具体的には

  1. カルメン・サントーロ氏指導の下、伴奏法のレッスンを受講していただきます。
  2. エルネスト・パラシオ氏のマスタークラスにて伴奏していただきます。
  3. テアトロ・ジーリオ・ショウワ(昭和音楽大学)で成果発表を披露していただきます。

カルメン・サントーロベルカントオペラフェスティバル イン ジャパン芸術監督

イタリア、マルティーナ・フランカ生まれ。これまでにチューリッヒ歌劇場、ソフィア王妃芸術宮殿、アン・デア・ウィーン劇場、モスクワ・ボリショイ劇場、ボローニャ歌劇場、ナポリ・サンカルロ劇場、ロッシーニ・オペラ・フェスティバル、マルティーナ・フランカのヴァッレ・ディトリア音楽祭、ウェックスフォード・オペラ・フェスティバル等にコレペティトゥアとして関わっている。またロンドンのロイヤルカレッジ オブ ミュージック、チューリッヒオペラスタジオ、ボリショイ歌劇場の若いアーティストの為のプログラム、バレンシアのプラシド・ドミンゴ・プロフェッショナルセンターでヴォーカルコーチとして指導にあたる。2012年からチューリッヒ歌劇場で指揮者ファビオ・ルイージ氏のアシスタントを務める。マルティーナ・フランカのアカデミー「パオログラッシ」の音楽ディレクターであるファビオ・ルイージのアシスタント、そしてフェスティバルの音楽スーパーバイザーも務めている。現在、ベルカントオペラフェスティバル イン ジャパン芸術監督。

応募の手順

募集

コレペティトゥア

応募資格

  1. ピアノの専門教育(学部卒業以上の教育課程)を受けた方および同等以上の実力を有し、
    2022年12月の段階で35歳以下の方。
  2. 第二次審査を通過した場合、原則として12月の所定の全日程に参加が可能であること。

応募方法

ホームページ上に設けられている専用フォームに必要事項を記入し、
Youtube動画を添付の上、6月20日(月)から8月31日(水)の期間に応募してください。

Youtube動画について
締め切り期限 2022年8月31日(水)
曲目 オペラアリア2曲提出
  • ロッシーニのオペラアリアから1曲
  • 1750年~1840年の期間に作曲されたオペラアリア1曲
  • 演奏時間は問わない。
  • 原調で演奏とする。
  • 歌手を同伴して収録すること。

応募後の連絡先

応募者全員に主催者から応募確認のメール連絡をいたします。
必ず下記アドレスを受信できるように設定してください。
メールアドレス:shinshin2022@tosei-showa-music.ac.jp

第一次審査

応募者のYouTube動画を審査し、第一次審査通過者を決定します。
審査員 横山修司(武蔵野音楽大学 講師)
浅野菜生子(昭和音楽大学 講師)
結果発表 9月9日(金)以降にホームページにて結果を発表します。
※合格者については別途、メールにて連絡をします。

第二次審査

第一次審査通過者のYouTube動画を審査し、受講者を決定します。
審査員 エルネスト・パラシオ氏(イタリア ロッシーニ・オペラ・フェスティバル総裁)
カルメン・サントーロ氏(ベルカントフェスティヴァル イン ジャパン芸術監督)
結果発表 9月20日(火)以降に昭和音楽大学ホームページにて結果を発表します。
※合格者については別途、メールにて連絡をします。

マスタークラス

期間 2022年12月3日(土)~12月10日(土)
指導者 カルメン・サントーロ氏
※エルネスト・パラッシオ氏のレッスンでも伴奏していただきます。
受講料 20,000円
会場 昭和音楽大学南校舎内

披露演奏会

日時 2022年12月11日(日)18時より(リハーサル:同日午後)
会場 昭和音楽大学 テアトロ・ジーリオ・ショウワ
曲目 マスタークラスで扱った課題曲
※演奏会終了後に講評を両氏よりいただきます。
その他 遠方から参加する方には、旅費交通費をお支払いする場合もあります。

協力

  • 公益財団法人日本オペラ振興会
  • 公益社団法人関西二期会
  • 公益財団法人札幌市芸術文化財団

後援

  • 一般社団法人日本クラシック音楽事業協会

お問い合わせ先

昭和音楽大学 「国際的な新進芸術家の人材育成」係(南校舎1F事務局内)
〒215-8558 神奈川県川崎市麻生区上麻生1-11-1
TEL.044-953-1121(代表)
FAX.044-953-1311
※受付時間 10:00~17:00(土・日・祝日を除く)
E-mail:shinshin2022@tosei-showa-music.ac.jp