大学院修士課程「音楽と文化」とは

  • 音楽・芸術文化についての高度な研究を行い、広い視野と学際的な物の見方を身につけます。
  • 各自が自身の研究テーマや問題意識に沿って、主体的に学びます。
  • 将来、研究者・教員・実務家等として活躍し、社会に貢献することを目指します。

取得できる学位:
修士(芸術)Master of Arts

Point1

あらゆる専攻から進学可能、
スキルアップ、キャリアアップ
を目指す

実技系、運営系、学術系など、大学での多様な専攻から進学することができます。音楽とその文化について深く学びたい方、音楽関連の専門職や博士課程への進学を目指す方に適しています。

昭和音楽大学から
全コースより進学可能
他の音楽大学から
様々な専攻・コースより進学可能
一般大学から
様々な専攻・コースより進学可能

教員の学位取得による
キャリアアップ

社会人の学び直し、
スキルアップ

Point2

深く学際的な
学びのための研究スキルを
身につける

正しい研究手法を知ること。問題意識を持つこと。論理的に思考し、それを言葉で表現すること。あらゆる分野に共通する基本的かつ実践的な研究スキルを確実に学びます。

音楽の「深い学び」に必要な
知識と関連学問領域

  • 歴史的音楽学
    ( 西洋・日本・東洋音楽史)
  • 体系的音楽学
    ( 音楽美学・民族音楽学)
  • 演奏実践に基づく経験的知識
  • 音楽理論・理論史
  • 音楽・芸術思想史
  • 音楽受容史
  • 音響学
  • 楽器学
  • 文化芸術論
  • 表象文化論
  • 文学・美術・演劇とその歴史
  • 哲学
  • 歴史学
  • 社会学
  • 文化史
  • 様々な外国語・語学の知識と運用能力
Point3

音楽・芸術文化を深く学び、
「芸術と人」「芸術と社会」の
かかわりを考える

音楽・芸術は、社会の様々な局面と繋がっています。幅広い視点を持って学んだことを、研究だけでなく教育や実務の上でも生かし、社会に還元したいという方を歓迎します。

音楽・芸術を「入口」として
アプローチする様々な問題

  • 多様な場における音楽・芸術教育
  • 文化芸術政策・行政
  • 雇用の創出
  • 文化の資源化と地域の再生
  • 地域交流・地域貢献
  • 国際交流・国際貢献
  • 高齢化社会におけるQOLの向上
  • 演奏するだけではない、音楽との幅広いかかわりを通じたコミュニティ活動や社会福祉

修了後に想定されるキャリアパス

高度な専門知識と学術的なリサーチ・スキルや思考能力に加えて
言語運用能力・表現能力、さらに音楽や芸術文化に関する
幅広い教養と知見が必要とされる分野が想定されます。

進学
  • 大学院博士後期課程への進学
指導・教育
  • 大学教員、中学校・高等学校の教員
  • 現役教員の学位取得によるキャリアアップ
音楽系企業
  • 音楽事務所・プロモーター
  • レコード会社でのCD・DVD等の企画・制作
  • 音楽関連書籍・雑誌の企画・編集
劇場・ホール、音楽・芸術財団
  • 劇場、ホール、オーケストラ、音楽事務所、音楽・芸術財団等の企画・制作・広報・営業などの運営業務
  • コンサート・プログラムの執筆・編集
マスコミ等
  • 音楽番組・コンテンツの企画・制作
    (プロデューサー、ディレクター)
  • 音楽番組のパーソナリティや解説者
  • 音楽・文芸評論家、ライター
  • 新聞・雑誌等の音楽・文化担当の記者
自治体・行政府の文化行政部門等
  • 国や自治体の文化行政・政策担当
  • 音楽教育に関する行政・政策担当
  • 国や自治体の劇場・公民館の運営
  • 芸術への様々な助成事業
  • 芸術関連の法令・法規に関わる仕事
学術・研究
  • 音楽学・美学芸術学・文化芸術論等の研究者
  • 芸術政策の研究者
  • 音楽専門の図書館司書
  • 学芸員

カリキュラム

修士課程の3つの柱により構成されます。

1

修士論文

  • 音楽芸術運営特別演習①・②

主科となる科目です。①はゼミ形式、②は個人指導で各自の研究テーマに挑み、修士論文を執筆します。

2

専門領域の研究・
学術的研究スキルの
獲得

  • 音楽文化研究Ⅰ~IV
  • 音楽芸術運営基礎演習(音楽と文化クラス)
  • 音楽研究法基礎(音楽と文化クラス)

「 音楽と文化」独自の特徴的な科目「音楽文化研究Ⅰ~Ⅳ」

音楽研究・音楽文化研究の分野で議論されている重要なテーマ、学際的な研究分野や新しい研究分野の可能性を孕んだテーマを設定し、それに基づいて講義、学生の発表、ディスカッション等を行います。4つの講座はいずれも「音楽」に関する重要なテーマで時代、対象、視点などの点で異なる方法論で音楽にアプローチすることを学びます。

2023年度に予定されているテーマ

  • 「音楽の歴史と楽譜」
  • 「20世紀の社会と音楽――ワイマール共和国とプログレッシヴ・ロック」

2024年度に予定されているテーマ

  • 「総合芸術としてのオペラ――美術と演劇との関わり」
  • 「音楽におけるオーセンティシティ――演奏実践と美学の狭間で」
3

専門知識を深め
見識を広げる
選択必修・選択科目

  • 西洋音楽史研究Ⅰ~Ⅳ
  • 作品研究特殊講義Ⅰ~Ⅳ
  • 原典講読研究Ⅰ・Ⅱ(英語・イタリア語・ドイツ語・ 日本語)
  • 音楽実技(ピアノ)Ⅰ・Ⅱ
  • 音楽実技(声楽)Ⅰ・Ⅱ
  • 音楽と文化実技Ⅰ・Ⅱ(電子オルガン、弦管打楽器、作曲、 指揮、ジャズ、ポップ&ロック)
  • このほか、多様な選択科目の履修が可能

★作曲、指揮、ジャズ、ポップ&ロックについては履修条件があります。